転職成功のカギは自己分析！一番大切なことは自分と向き合うこと

転職活動が初めてで不安、または転職を繰り返している方に朗報です！自己分析が転職成功の秘訣であることを知っていますか？自己実現欲求を満たす転職に向けたアドバイスを、『JOB楽ライフ』が提供します。転職活動に自信を持ち、成功につなげるために、ぜひご覧ください。

01 退職理由の分析が転職成功のカギ！

転職を幾度か経験している方は、わかると思いますが「理想の職場」というものに出会える確率は極めて低く、もはや奇跡といっても過言ではありません。転職して叶うことは幾つかありますが、基本的には「辞めたいゲージ」がリセットされるだけです。

辞めたいゲージとは、バケツなようなもので人それぞれ大きさは異なります。そのバケツに大小様々なストレス要因が入っていき、いずれ満タンになっていくことを指します。満タンにならないために必要なことは、そもそもの「ストレス要因を排除する」こと。そして、大きさの異なる「ストレス要因を上手に処理」して隙間を埋めていき、より多くのストレス要因をバケツに入れることの２つです。では、ストレス要因は何なのか？それがいわゆる退職理由です。

退職理由

退職理由は人それぞれ異なってきますが、多くは「半径５m以内の人間関係」によるものです。転職をすると人間関係はリセットされますが、次の職場が必ずしも人間関係で悩みやストレスを感じなくなるとは限りません。つまり、そもそものストレス要因は物理的に排除することは困難と言わざるを得ないのです。ではどうすればいいのか？辞めたいゲージとは別に「自分が叶えたいこと」を明確にした、叶えたいゲージを持つことです。

ハーズバーグの二要因理論

ハーズバーグの二要因理論という言葉を聞いたことはありますか？アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグが提唱した「満足に関わる要因と不満足に関わる要因は別のものである」とする考え方です。例えば、給与面に不満を感じている人に対して、給与を多く支払ったとしても不満が解消されただけで、満足にはいたらない。つまり、満足と不満は別のものとして考える必要があるということです。

先ほど退職理由の多くは、半径５m以内の人間関係によるものとお伝えしました。これは、不満足に関わる要因に値します。つまり、転職をすることで不満足は解消されるが、満足にはいたっていないのです。これでは、辞めたいゲージがリセットされるだけでは、あなたの転職活動は成功とは言えません。転職活動の成功は、転職をした後の仕事で満足を感じることです。あたなの転職活動が成功するために、あなた自身と向き合うことが必要です。何故なら、あなたのことはあなた自身しか知らないからです。

この自己分析を怠ると、単なる「逃げの転職活動」となってしまい年齢を重ねても転職を繰り返してしまう「転職癖」がついてしまう可能性が高くなります。転職癖がついてしまうと、キャリアアップにも繋がらず、年収アップも叶いません。そうなると、卑屈な性格になってしまい、理想の職場からより遠のいてしまう悪循環に陥ってしまいます。

02 自己分析で転職を成功するためのコツ

転職活動における自己分析の方法は大きくわけて３つです。将来どうなりたいのか。自分ができることは何か。自分の強みと弱みは何か。まずは、自分と向き合うことから始めていきます。人は生きていると、自分と向き合うことが少なくなります。少しの間、心を静めて自己分析をしていきましょう。

自分の叶えたい将来を思い描く

現時点の将来の姿を思い描く。仕事に限らず、プライベートでも大丈夫です。目標を立てることが初めの一歩です。例えば、Webデザイナーになりたいといった限定した職業であったり、フルリモートワークで働きたいといった抽象的なことでも結構です。遠くない将来、あなたの努力次第でもしかしたら「手が届きそうな目標」を立てることがポイントです。ハードルが高く現実的に達成が不可能な目標は、意味がなくなるので注意してください。

目標を叶える方法

目標を立てたからといって必ずしも叶うとは限りません。重要なことは「目標に向かって進んでいくこと」です。しかし、人は自分に弱い生き物です。忙しい、面倒くさい、他にやることがあるなど言い訳を作って自分を正当化してしまい、目標に向かって進むのを自ら止めてしまうのです。

自分の弱さを打破するためには、目標を「紙に記入」したり「他の人に宣言」をすることが大切です。目標を明確にすることと、言葉に出すということが目標を叶えるために必要な工程なのです。日本には「初心を忘るべからず」という言葉があります。習い始めのころの謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならないという意味を持った言葉ですが、自分の立てた目標を忘れないようにしてください。何度も言葉にしましょう。それが目標を叶える方法の始めの一歩です。

続いて、紙に記入したり他の人に宣言した目標を達成させるために必要なスキルや経験、知識やノウハウを箇条書きでも良いので紙に記入していきましょう。これらは「目標を達成させるためのロードマップ」の材料となります。

今の自分ができることを思い出す

また、目標を達成するためには、現実とのGAPを明確にする必要があります。そのGAPを埋めることでゴールに近づいていきます。例えば、グラフィックデザインを作成できることやプログラミングを書けるなどのスキルであったり、新人を教育してきたことやチームリーダーとしてメンバーをまとめてきたなどの経験であったり、他の人に自慢できるようなこと思い出してください。他の人に自慢できるようなことがない人は、例えば、依頼された仕事は期限内に必ず完了させたことや悩んでいる同僚の話しを聞いてきたことなどでも結構です。大きなことから小さなことまで、今の自分ができることを思い出してください。

次に、その自分ができることを先ほどと同じように「紙に記入」してください。紙に記入していくと、先ほどの目標を達成させるために必要なものと被っているものがあると思います。その時点で、あなたはすでに「目標を達成させるためのロードマップを進んでいる」のです。その道から外れないようにすることがとても重要です。

不安は何からくるのか？それは自信のなさからくるのです。自信がないと、できるものもできなくなってしまいます。自信を持ってください。自信を持つことがあなたには必要なことです。

自分の強みと弱みを言語化する

最後に、あなたの強みと弱みを言語化していきます。言語化することで具体的なイメージができあがります。ここでいう強みと弱みは、あなたの「性格」に限ってください。性格はそうそう変えることはできません。強みとしている領域は自信を持っていけば良いですが、逆に不得意としている領域には可能な限り足を踏み入れてはいけないからです。

例えば、自分より年下の人とのコミュニケーションは得意だけど、年上の人とのコミュニケーションは苦手など、内容はどんなものでもかまいません。自分では思いつかない場合は、他人から言われた言葉でも結構です。こちらも、先ほどと同じように「紙に記入」してください。これら自己分析してきたことは、転職活動をするときや転職して新しい職場に移った後でも、幾度となく必要になってくる要素となります。何かに悩んだりつまづいた時に「自分の目標を再確認する」ことがとても重要だからです。

以上が、転職活動における自己分析に最低限必要な３つの方法です。イメージとしては、今のあなたの最終目的地であるゴールを描き、そのゴールに向かって進むために必要なことを明確にし、苦手とする危険領域から可能な限り離れながら強みを活かしていく。ロールプレイングゲームで言えば、魔王を倒すために、勇者の剣を手に入れる必要がある。勇者の剣を手に入れる方法は１つではない。苦手な敵がいる道は選ばすに、相性がいい敵がいる道を選んでいく。ということです。

03 転職活動は目標を達成するための手段

今、この記事をご覧になってらっしゃる方がいれば、それはきっと転職をしようか悩んでいる方や転職活動が上手くいっていない方かと思います。転職活動は、新しい会社に入ればゴールではありません。新しい会社に入って、そこであなたが叶えたい将来に向かって進んでいけるようになることがゴールとなります。

もしかしたら、その新しい会社で目標を達成できるかも知れません。もしくは、その新しい会社で学ぶことは無くなったから次の職場に移るという選択をするかも知れません。いずれにせよ転職活動はあなたの目標を達成するための選択肢の１つなだけです。もし、今の職場で苦しい環境で耐えているのであれば、もし今の職場で何も学ぶことが無いのであれば、転職をするという選択が目標を達成させるために必要なことかも知れません。

まとめ

日本では、転職回数が多いと転職活動において不利に働いてしまいます。ネガティブな転職を繰り返すことは、自分の首を絞めているようなものです。そうならないためにも、まずは自己分析をしっかりと行い、転職活動の準備をすることをお勧めします。

• 理想の職場に出会える確率は奇跡。ないものねだりをしてもキリがない。
• 転職活動の初めの一歩は、自己分析をすること。自分を知ることから始める。
• 自己分析をすることで、叶えたい目標を明確にすることが何より重要。
• 転職活動は特別なことではなく、目標を達成するための選択肢の１つなだけ。