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転職ノウハウ

転職エージェントの使い方|女性が損しないために担当者へ聞く3つの質問

転職エージェントの使い方がよくわからず、担当者の言うとおりに進めていいのか不安。そんな女性は少なくありません。プロが「あなたに合う」と言うのだから、と応募を決めてしまう人も多いです。

ただ、知っておきたい仕組みがあります。担当者の売上は、あなたの入社が決まったときにだけ、採用した企業から入るのです。この記事では、その仕組みから生まれる「担当者の言葉のくせ」と、うのみにしないための聞き方を紹介します。

結論から言うと、担当者の言葉をうのみにせず、3つの質問で確かめれば、あなたが「使う側」に立てます。

  • 担当者は入社が決まって売上になる
  • 勧める理由・時期・提出状況を聞く
  • 会社の実績は国のサイトで見られる

転職エージェントは入社で売上になる

転職エージェントとの面談でメモを取る20代後半の女性

転職エージェントは、あなたからはお金を取りません。求職者から手数料を取ることは、法律で原則として認められていないためです(内閣府 規制改革会議の資料)。お金を払うのは、あなたを採用した企業。しかも多くは、入社が決まったときだけ支払われる成功報酬です。

受かりやすい求人を勧める理由

担当者には売上の目標があり、1人で何人もの求職者を受け持っています。すると、外れの担当者ほど「早く決まりそうな求人」を勧めたくなります。あなたの希望より、選考に通りやすいかどうかが先に来てしまうのです。

「今決めないと枠が埋まります」と急かされるのも、よくあるケースです。本当に枠が少ないこともありますが、決断を急がせたいだけのこともあります。

女性の転職で後回しにされやすいのが、育休の取りやすさや残業の少なさといった条件です。受かりやすさを優先した求人では、ここが「入ってから確かめてください」で流されがちです。

見分ける質問は「なぜ私に?」

勧められた求人には、こう聞いてみてください。

「この求人を私に勧める理由を、私の希望条件と比べて教えてください」

当たりの担当者なら、あなたの希望のどこに合い、どこが合わないかを具体的に話せます。「人気の求人なので」「通りやすいので」しか出てこなければ、あなた目線の提案ではないかもしれません。

比べること当たりの担当者外れの担当者
勧める理由希望との合う点・ずれ人気・通りやすい
合わない点先に伝えてくれる入ってから確認と言う
返事の期限考える時間をくれる今日中にと急かす

表の右側が2つ以上あてはまるなら、その求人はいったん保留にしてかまいません。育休や残業が気になるなら「育休から復帰した人がいるか、企業に確認してもらえますか」と頼めば、本気度もわかります。

POINT

勧められた求人は「私に勧める理由」を聞いてから決める。

「求人がない」は後回しのサイン

転職エージェントからのメールを読んで考え込む20代の女性

登録してすぐに「今はご紹介できる求人がありません」と言われることがあります。本当に求人がない場合もあるでしょう。ただ、「決まるまで時間がかかりそう」と見られて、後回しにされていることもあります。

時間がかかりそうな人は後回しになる

担当者は限られた時間で、多くの人の転職を進めています。売上につながるのは入社が決まった人だけです。そのため、次のような人は優先順位が下がりやすくなります。

  • 転職の時期が「いい求人があれば」とあいまい
  • 希望条件が多く、どれが一番か決まっていない
  • 面談のあと、連絡への返事が遅い

つまり「求人がない」は、あなたの価値が低いという意味とは限りません。担当者から見て、動き出す時期が読めないだけのこともあります。

時期と優先順位を言い切る

後回しを防ぐには、面談でこう伝えます。

「◯月までに転職したいです。条件は、1に年間休日、2に勤務地を優先します。給与は今と同じなら大丈夫です」

時期と順番がはっきりしている人は、担当者にとって「決まる見込みのある人」です。それでも紹介がなければ、本当に求人が少ない分野かもしれません。別のエージェントにも登録して、紹介の数を比べてみてください。

POINT

「いつまでに・何を優先するか」を言い切って、後回しを防ぐ。

応募書類が企業に届くとは限らない

応募した職務経歴書を見直す20代後半の女性

エージェント経由で応募しても、その書類が企業の採用担当者に渡っているとは限りません。エージェントの社内で先に書類を選び、受かる見込みの高い人から企業に送ることがあるからです。

社内で先にふるいにかける理由

企業は、条件に合わない人ばかり紹介してくるエージェントを信用しなくなります。だから紹介会社は、送る人を先に絞るのです。その結果、「書類選考に落ちました」と伝えられても、実は企業が見る前に止まっていた、ということも起こります。

何社応募しても通らないと、自分の経歴が悪いのだと落ち込みがちです。でも、原因が書類の中身なのか、エージェントの中の判断なのかで、直すべきところはまったく変わります。

提出されたかを確かめる聞き方

応募したら、次のように聞いてみてください。

「書類は企業の担当者に提出されましたか。社内での選考はありますか」

社内で止まっていたなら、何が足りなかったのかを聞けます。書類の直し方は転職活動の始め方:書類選考編も参考にしてください。どうしても入りたい企業なら、その企業の採用ページから自分で応募する方法もあります。

POINT

「企業に提出されましたか」と聞き、落ちた場所を確かめる。

使う側に立つ転職エージェントの使い方

転職の計画を手帳に書き込む20代の女性

3つの質問を、登録から応募までの流れに入れるとこうなります。担当者に任せきりにせず、確かめる場面を自分で決めておくのがコツです。

  1. 会社の実績を見る国の「人材サービス総合サイト」で、紹介会社ごとの就職者数や、6か月以内に辞めた人の数、手数料が見られます(宮城労働局「紹介会社を利用する場合の留意点」)。早く辞めた人の数は職種によって事情が違うので、同じ分野に強い会社どうしで比べるのが目安です。
  2. 2〜3社に登録する1社だけだと、担当者の言葉が正しいか比べられません。紹介の数や、勧める理由の具体さを見比べましょう。
  3. 面談で時期と優先順位を伝える「◯月までに」「1に◯◯、2に◯◯」と言い切ること。
  4. 勧められたら理由を聞く「私に勧める理由は?」と聞き、希望とのずれを確かめます。
  5. 応募後に提出状況を聞く「企業に提出されましたか」の一言で、落ちた場所がわかります。

質問に答えてくれない、急かしてばかりの担当者なら、担当の変更を頼んでかまいません。「別の方の意見も聞いてみたいです」と伝えれば角は立ちません。育休や体調のことを話しやすい女性の担当者がよければ、登録のときに希望を書いておくのも手です。

紹介で入社したあとの心配もあります。紹介会社は、紹介で期間の定めのない雇用(正社員など)で入社した人に、入社から2年間は転職を勧めてはいけないとされています(上の宮城労働局のページ)。入社後すぐに別の求人を勧めてくる会社は、ルールを守っていません。

POINT

確かめる場面を先に決めておけば、任せきりにならない。

まとめ:言葉より仕組みを見る

転職エージェントは、無料で求人を探し、書類や面接まで手伝ってくれる心強い存在です。ただ、担当者は入社が決まって初めて売上になる営業だということは、覚えておいてください。

今日できることは、面談で伝える「転職したい時期」と「条件の1番・2番」をメモに書くこと。面接の準備は転職の面接対策ガイドにまとめています。

  • 勧められたら「私に勧める理由」を聞く
  • 時期と条件の優先順位を言い切る
  • 応募後は「企業に提出されたか」を聞く
  • 2〜3社に登録して担当者を比べる
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